アンダーカバーに似た雰囲気のメンズブランドはある?代替ブランド一覧

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ストリートファッション好きなら、一度は耳にしたことがあるブランドの一つがアンダーカバーです。

デザイナーの高橋盾氏が与えた影響は大きく、現代日本のストリートファッションの基礎を作ったブランドの一つと言えるでしょう。

また、90年代以降の日本のストリートファッションを牽引してきたブランドのため、今なお多くのファンが居ます。

しかし、アンダーカバーの雰囲気は好きだけど一つのブランドのファッションだけでなく、さまざまなブランドでも着こなしを楽しみたいと思う人も多いでしょう。

そこで本記事では、アンダーカバーと似た雰囲気のメンズブランドをご紹介します。

ブランドの特徴や、アンダーカバーと似ている点もお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。

アンダーカバーに似た雰囲気の代替ブランド

アンダーカバーに似た雰囲気だとよく言われる、もしくはアンダーカバー好きならこれも好きというブランドはたくさんありますが、まとめると全部で19ブランドあります。

1つひとつどのような点が似た雰囲気なのかなどを詳しく解説していきます。

【1】RAF SIMONS(ラフシモンズ)

RAF SIMONSは、ファッションデザイナーであるラフ・シモンズが立ち上げた自身のブランドです。

音楽やサブカルチャーを背景に、メッセージ性の強いデザインが特徴的です。

また、昨今では主流となっているビッグシルエットも、ブランド創設期より取り入れていました。

近未来的なカラー使いや、独特の世界観で人気を集めています。

RAF SIMONSはアンダーカバー同様、サブカルチャーや音楽の影響を色濃く受けており、デザインに反映されています。

そのため、アンダーカバー独特のパンキッシュな雰囲気やモード系に近いアイテム展開が豊富です。

アンダーカバーより価格帯は少し高めにはなりますが、ヨーロッパ系の特徴である綺麗めなロックテイストを表現できるブランドと言えるでしょう。

【2】COMME des GARCONS(コムデギャルソン)

COMME des GARCONSは、1969年に川久保玲が立ち上げたブランド。

日本を代表する有名デザイナーが創設したということで、設立当時から高い人気を誇っています。

また、日本三大ファッションブランドと呼ばれるほど、ストリートに大きな影響を与えてきました。

COMME des GARCONSのデザインは、社会に流されない自立像を表現しており、フェミニンな要素はなく、黒を基調としたモノトーンやルーズなシルエットを得意としています。

当時のファッションシーンでは考えられないデザインだったため、社会現象になるほどです。

アンダーカバーのデザイナーである、高橋盾はCOMME des GARCONSの影響を大きく受けており自身のブランドにも反映しています。

また、川久保玲も高橋盾の才能を認めているため、アンダーカバーとCOMME des GARCONSは密接な関係にあり、世界観が類似しています。

そのため、COMME des GARCONSはアンダーカバーと表現が似ているアイテムが多くあるのです。

【3】WTAPS(ダブルタップス)

WTAPSは、1996年に設立されたストリートブランドです。

「あるべきものをあるべき場所へ」をブランドコンセプトに、M-65を代表とするミリタリーウェアを得意としています。

また、基本の軸はそのままにシンプルなテイストのアイテムが豊富。WTAPSはデザイン性のみならず機能性も高いことで知られています。

例えば、ストリートで動きやすいようラフなサイジングや丈夫なディテールといった、ユーザー目線での製品作りが人気の秘訣となっています。

特にパンツやスウェット、ミリタリーシャツにおいては、デザイナーの西山氏の強い拘りが感じられます。

さらに、カラーは落ち着いた色合いの物が多く、トレンドに流されず長い期間着用できるのも魅力的。

WTAPSは、ミリタリー系のストリートブランドのため、アンダーカバーと似ていないと思う方も多いと思います。

しかし、どちらも90年代の裏原宿を支えたブランドであり、ブランド独自の色を現在のテイストとMIXして新しいストリートスタイルを提供しています。

また、日本のストリートファッション文化の走りである裏原宿の若者を知り尽くしているため、最先端のデザインを見せてくれるでしょう。

90年代のスタイルと現在のトレンドを融合した雰囲気は、アンダーカバーに似ているところも多いと言えます。

【4】HYSTERIC GLAMOUR(ヒステリックグラマー)

HYSTERIC GLAMOURは、1984年にデザイナーの北村信彦が立ち上げたブランド。

シルエットや素材、加工に拘ったアイテムが豊富にあります。

また、アメリカンカジュアルをベースに、ロック、アートなどのサブカルチャーを散りばめたデザインが特徴的です。

カラーは基本的に、モノトーンや黒を基調としたロックテイストが中心。

移り変わるトレンドに流されることなく、独自の世界観や拘りを持っているブランドの一つ。

そのため、著名人を含め愛用者も多くいます。

60年代から80年代の古き良きアメリカファッションを現代風にアレンジしているアイテムが多く、アンダーカバーに類似する雰囲気があります。

また、アンダーカバー特有のロックテイストのアイテムもHYSTERIC GLAMOURは得意としているため、違和感なく着こなすことができるでしょう。

ロックと個性をファッションに求めている人には、アンダーカバー同様におすすめのブランドと言えるでしょう。

【5】OFF-WHITE(オフホワイト)

OFF-WHITEは、2012年にスタートしたストリートブランドです。

世界的なヒップホップアーティストのカニエ・ウェストの片腕として活動していたヴァージル・アブローが立ち上げました。

若いブランドではありますが、ストリート要素とハイファッションが融合したスタイルで、人気を集めています。

また、デザインの特徴として、ブランドロゴを多く使用しているのも特徴的。

例えば、「WHITE」というロゴを大きくバックプリントしたり、アイテムの至る所に「OFF-WHITE」を記載したりしています。

一目見たらブランドが分かるほど、ロゴを多く用いたデザインが、OFF-WHITEの最大の特徴と言えるでしょう。

OFF-WHITEの最大の特徴は、ハイファッションとストリートを融合したスタイルです。

モード系ファッションに近いテイストは、アンダーカバーに近い雰囲気を感じさせます。

また、OFF-WHITEは音楽カルチャーの影響を大きく受けているブランド。

ヒップホップとロックという違いはありますが、音楽ファッションのメッセージ性の強いデザインはアンダーカバー好きならば抵抗なく受け入れることができるでしょう。

【6】VETEMENTS(ヴェトモン)

VETEMENTSは、2014年にデザイナーのデムナ・ヴァザリアが立ち上げたデザイナーズブランド。

ラグジュアリー系のファッションブランドで、今最も注目されているブランドの一つ。

VETEMENTSのデザインの特徴は「ビッグシルエット」と「脱構築・再構築」の2つです。

デザイナーズブランドといえば、タイトなシルエットが多いイメージですが、ストリートを払拭させるようなビッグシルエットがVETEMENTSの代名詞となっています。

そのため、若者を中心にストリートでの着用率も広がっています。

また、さまざまな布を再構築したデザインは独特で、エレガントでありながらクラシカルな世界観はVETEMENTSならではと言えるでしょう。

アンダーカバーの世界観の一つに「美しさの中に醜さを」があり、一見するとシンプルなストリート色の中に華やかさを感じさせるデザインが特徴です。

VETEMENTSは、リメイク色の強いアイテムが多くあります。しかし、全てが秀逸で考えられたデザインになっており、エレガントな雰囲気を感じさせます。

そのため、デザインの世界観はアンダーカバーに非常に似通っていると言えるでしょう。

【7】GIVENCHY(ジバンシィ)

GIVENCHYは、ユベール・ド・ジバンシィによって1952年にフランスで創設されたブランドです。

現在はルイ・ヴィトンの傘下に入り、製品を展開しています。「エレガンス」をブランドコンセプトに持ち、アイテムを展開。

誰でもエレガンスに着飾れるようなアイテムを提供しているブランドとなります。

また、コスメやバッグといったアイテムが有名ですが、アパレル展開も多くあり、ラグジュアリーブランドとしてファッション界を長年牽引しています。

高級感あるデザインでありながら、自然と着こなすことができる雰囲気はGIVENCHYの大きな魅力でしょう。

GIVENCHYの特徴として、モード、シック、エレガントとさまざまな雰囲気のアイテムを展開していることです。

ラグジュアリーブランドでありながら、シンプルなデザイン展開はいつものコーデを華やかにしてくれること間違いないでしょう。

また、アンダーカバーもストリートテイストのアイテムでありながら、モードのような高級感を感じさせる雰囲気を持っています。

そのため、GIVENCHYはアンダーカバーと似たブランドだと言えるでしょう。

【9】FACETASM(ファセッタズム)

2007年にデザイナーの落合宏理によって設立されたブランドがFACETASMです。

ブランド名は造語となっており、「FACET」はフランス語でダイヤモンドなどの切り子を表しており「さまざまな顔」や「さまざまな見え方」を意味しています。

拘りを持たず、常に新しいことに挑戦して、ユーザーがファッションを通じてライフスタイルを楽しめるようなブランドを目指しています。

FACETASMのデザインを語る上で外せないのが「遊び心」と「独特のレイヤード」です。

シンプルな柄物であっても、ポップな刺繍を施しユーモアな物に変化させます。

元となるアイテムの雰囲気を変えずに、独特の世界観を施すアイテム作りはFACETASMならではでしょう。

また、面白い丈感やボリュームでレイヤードしたアイテムも多く、従来の考えを真っ向から変えていく挑戦的なスタイルが魅力です。

型に収まらないアイデアと、シンプルなテイストに個性を演出する技法は、アンダーカバーに近い雰囲気を感じさせます。

【10】LAD MUSICIAN(ラッド・ミュージシャン)

LAD MUSICIANは、1995年に創設されたストリートブランドです。

ニューヨークで経験を積んだ黒田雄一氏が、ファッションデザイナー兼アートディレクターを担当。

「音楽と洋服の融合」をテーマに掲げ、音楽という形の無い物からインスピレーションを受け、形ある洋服に落とし込むことを大切にしています。

また、音楽には、性別や国境、宗教は関係ないように全ての人が楽しめる服作りを目指しています。

ブランドのテイストはモード系に近く、黒を基調としたアイテム展開が豊富。

無地やシンプルなアイテムも展開していますが、LAD MUSICIAN独特の個性を感じられる雰囲気になっています。

LAD MUSICIANは、ブランド名の通り音楽の影響を色濃く受けているブランドです。

また、音楽の中でもロックテイストのアイテムが多くあり、パンキッシュな着こなしが可能となっています。

ロックテイスト感のあるストリートアイテムは、アンダーカバーの雰囲気と似ており、違和感なく着こなすことができるでしょう。

【11】YOHJI YAMAMOTO(ヨウジヤマモト)

YOHJI YAMAMOTOは、デザイナーの山本耀司が設立したファッションブランド。

1981年のパリコレクションでデビューしたYOHJI YAMAMOTOは、異例のデザインや世界観で注目を集めました。

なぜなら、当時ファッション界でタブーとされていた「黒」を全面に押し出したデザインだったからです。YOHJI YAMAMOTOのインパクトは大きく、当時「黒の衝撃」と呼ばれ、ファッション界に一大旋風を巻き起こしています。

また、現在ではモード系=黒という図式がありますが、基盤を作ったのはYOHJI YAMAMOTOが発祥とも言われています。

YOHJI YAMAMOTOのデザインは、独特のカッティングでシルエットを美しく見せているのが特徴的です。

また、黒を多く用いたスタイルは現在のモード系の先駆けとなっています。そのため、ロックテイストでモード系のような雰囲気のアンダーカバーとは類似しているブランドとも言えるでしょう。

【12】BEAUTY:BEAST(ビューティービースト)

1990年に山本隆生が前身のビューティー&ビースト・クロージングを設立。後に改名し、現在のBEAUTY:BEASTになっています。

90年代に一世を風靡したハイファッションのブランドですが、2000年に一度活動を休止。

2020年より再始動し、従来のテイストに現代風のアレンジを入れたデザインで、再注目されているブランドです。

「全ての光は影を作り、善と悪の間には永遠の葛藤がある」をテーマに、言葉では表現できないものをファッションで表現すると考えています。

BEAUTY:BEASTのアイテムは非常に個性的となっており、独特の表現で人気を集めています。

また、派手なカラーリングのアイテムも豊富で、ハイファッションブランドならではの雰囲気を感じさせます。

アンダーカバーは黒やモノトーンを基調としたシンプルなテイストが中心のため、似通っていないイメージがありますが、「ファッションに正解はない」という考え方はどちらにも共通して感じられます。

そのため、従来の手法や技法に捉われない全く新しい表現を行う部分は、アイテムを通して雰囲気が似ていると言えるでしょう。

【13】20471120

20471120は、NAKAとLICAによる大阪発のファッションブランド。

92年に前身のブランドのベリッシマを設立後、94年に20471120に改名しています。

「アート」「モード」「キャラクター」をテーマに、個性的でいてポップなデザインで人気を集めています。また、ウェアのみならず、アクセサリー類も豊富に扱っているのも特徴的です。

ブランド自体は一度終了しましたが、2003年より香港を中心に活動を再開。現在ではアジアを中心に人気を集めているブランドです。

20471120は、ポップなカラーリングとキャラクター使いで、モード系でありながら可愛いさが特徴的なブランドです。

しかし、実際にはシルエットや素材にも拘りが強く、独特のレイヤードスタイルには定評があります。また、シンプルな中に個性を付ける手法や見せ方はアンダーカバーに共通するところがあるでしょう。

【14】Y-3(ワイスリー)

Y-3は、YOHJI YAMAMOTOのデザイナー山本耀司と、世界的スポーツメーカーのadidasがタッグを組んだブランドです。

2001年にコラボシューズを発表したところ、爆発的人気となり2003年より正式にブランドとして活動をスタート。

「スポーツウェアをエレガントでシックなものに」「これまでにないデザインを」というコンセプトの元に製品を開発。山本耀司の頭文字「Y」と、adidasの象徴3stripesを合わせたY-3とブランドを命名しました。

ドメスティックブランドの雰囲気を残しつつ、スポーティーな一面を見せるデザインやアイテムで著名人を含め、数多くのファンを魅了しています。また、山本耀司のオリジナルブランドのYOHJI YAMAMOTO同様、黒を基調としたアイテムが豊富。そのため、モード系ブランドとして人気を集めています。

モード系ブランドではありますが、スポーツテイストやシックなアイテム、カジュアルな物まで幅広い展開をしているY-3。そのため、YOHJI YAMAMOTOのラインナップに比べるとストリートテイストが強くなっています。

また、黒を基調としたデザインは、エレガントさの中に無骨な男らしさを同時に演出してくれます。

この独特の雰囲気は、ストリートテイストの中にロックな男らしさを表現しているアンダーカバーと近いものがあります。そのため、Y-3はアンダーカバーと類似しているブランドと言えるでしょう。

【15】Alexander McQueen(アレキサンダーマックイーン)

Alexander McQueenは、92年にイギリスのロンドンで誕生したファッションブランドです。

デザイナーのリー・アレキサンダー・マックイーンが設立しており、自身の名前からブランド名を決定。アグレッシブで斬新的なデザインが特徴であり、パンクやロック音楽を象徴するような雰囲気を感じられます。

また、伝統的な物と挑戦的な部分を兼ね備えており、独特の世界観でファッションを表現しているブランドとなっています。その人気は凄まじく、レディー・ガガやビョークといった世界的アーティストも愛用しています。

ハイファッションブランドではありますが、根源にあるのはロックやパンクといった音楽カルチャーであり、アンダーカバーと同じです。

また、シンプルなテイストに男らしさを表現する手法で作られたアイテムは、アンダーカバーと同じ雰囲気を感じさせます。

少しAlexander McQueenはモード系の色が濃いですが、基本的なルーツは一緒のため、アンダーカバー好きなら抵抗なく受け入れることができるブランドと言えるでしょう。

【16】Gareth Pugh(ガレスピュー)

Gareth Pughは、2006年にスタートしたイギリスのファッションブランドです。ブランド名はデザイナー自身の名を冠しており、若いブランドでありながら「天才」と称されるほど注目されています。

「売ることを考えていない」と言われるほど斬新なデザインは、一度見たら忘れられない衝撃を受けるでしょう。

また、デザインのみならずカラーリングも個性的です。

暗い色と明るい色を戦わせるように使用すると表現されるほど、独特の世界観を持っています。

個性的なハイファッションを好む方にはおすすめのブランドと言えるでしょう。

コレクションなどで発表されるアイテムが注目され、着用が難しいイメージがあるGareth Pughですが、実際にはシンプルで使いやすい物も多く扱っています。

シルエットは細身でパンクテイストのイメージが強いです。

また、全体的に黒を多く使ったアイテムが豊富。

個性的なアイテムが騒がれているブランドですが、一般的なアイテムの雰囲気はアンダーカバーに近いものがあります。

そのため、パンクテイストや黒1色のようなモード系を好む方にはアンダーカバー同様おすすめと言えるでしょう。

◉-17、【17】John Galliano(ジョンガリアーノ)

John Galliaoは、デザイナーのジョンガリアーノ自身の名を冠したファッションブランドです。

1985年にスタートしたJphn Gallianoは、アヴァンギャルドな世界観で人気を集めました。また、中世ヨーロッパと現代のテイストをMIXしたスタイルを提供しており、デザインやカラー使いが煌びやかなのが特徴的です。

この独自の幻想的なデザインは、世界中のファッション愛好家からJohn Gallianoが高い評価を受けている理由となっています。

ヨーロッパ系のハイファッションブランドであるJohn Gallanoは、アンダーカバーと雰囲気が似ている部分もあります。

例えば、両ブランドともクラシックなファッションを根源に、現代風にアレンジしています。

アレンジの手法こそ違いますが、基本的にはシンプルなテイストに個性を付けているため、雰囲気は似ているのです。また、80年代90年代のパンクロックを沸騰とさせるデザインも多く、アンダーカバー同様、音楽カルチャーをファッションで体現しているブランドと言えるでしょう。

【18】MARTIN MARGIELA(マルタン・マルジェラ)

MARTIN MARGIELAは、1988年にフランスのパリで創立されたファッションブランドです。

2015年より、MAISON MARGIELAと改名していますが、ラグジュアリーブランドとしての位置づけは変わっていません。

COMME des GARCONSの川久保玲の影響を大きく受けたと、創業者のMARTIN MARGIELAは発言しており、当時のファッション業界の流行に反するデザインで一世を風靡しました。

また、MARTIN MARGIELAは「再構築」「デストロイコレクション」と比喩されており、破壊的なモードスタイルを提供しています。

例えば、当時はゆったりめのシルエットが中心の時代でしたが、真逆の細身のデザインでコレクション業界に衝撃を与えました。従来の枠に収まらない発想や表現で、世界中から愛されているブランドの一つです。

アンダーカバーの創業者である高橋盾は、COMME des GARCONSの大久保玲の影響を受けた一人であります。

そのため、同様に大久保氏の影響を受けてデザインを提供しているMARTIN MARGIELAと、高橋氏のアンダーカバーは似通っている部分があるのです。

例えば、社会のトレンドに流されず自身がカッコいいと思う物を作るのも同じでしょう。

ストリートブランドとラグジュアリーブランドとの違いはあれど、クラシックなテイストを再構築して現代風にアレンジする手法を含め、アンダーカバーとMARTIN MARGIELAは雰囲気が似ていると言えます。

【19】MIHARA YASUHIRO(ミハラヤスヒロ)

デザイナーの三原康裕が1996年に立ち上げたファッションブランドが、MIHARA YASUHIROです。

現在では、提供アイテムを全て「メゾン ミハラ ヤスヒロ」名義で出していますが、基本的にはMIHARA YASUHIROとの違いはありません。

「崇高なことと馬鹿げたことは同時に起きる」をコンセプトに、人々に強制的に創造性を与えるクリエイションという意味を込めて製品を提供しています。

既存の枠に捉われない発想や遊び心を、ファッションで体現しているブランドです。

モード系ブランドであるMIHARA YASUHIROですが、テイストはストリートファッションに近く、気軽に着こなせる雰囲気があります。

また、パッチワークやディテールに拘りつつ、どこかに遊び心を覗かせるデザインは、アンダーカバーと似たものを感じさせるでしょう。

数々のスポーツブランドともコラボを行っているので、スポーティなデザインも多く、カジュアルなコーデにも相性は抜群です。アンダーカバー同様、モード系とストリートの良いところを押さえた着こなしを楽しめるブランドです。

アンダーカバー好きは、モード寄りのデザイン性の高いストリート系のブランドをチェックしよう!

この記事では、アンダーカバーに似た雰囲気の代替えブランドをご紹介しました。

90年代の裏原宿全盛期からストリートを牽引してきたアンダーカバーですが、今回ご紹介したように類似のブランドは多くあります。

しかし、アンダーカバーにオリジナリティが無い訳ではありません。

アンダーカバーが影響を受けているバックグラウンドであるカルチャーは、たくさんのブランドに影響を与えているからこそ、似てくるのでしょう。

また、アンダーカバーはストリートブランドでありながら、時代を先取りするモード系の雰囲気が魅力的です。

そのため、アンダーカバーと似た雰囲気を選びたいのなら、モード寄りのデザイン性の高いストリートブランドを、まずはチェックすると良いでしょう。

その結果、今回紹介したブランド以外にもお気に入りが見つかるかも知れません。ぜひ、この記事を参考にアンダーカバー好きが納得するような、ブランドを見つけて頂ければと思います。

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